淡路島・諭鶴羽(ゆづるは)神社に初参拝。パワースポットの奥之院・篠山神社から頂上社まで

2019年11月29日

諭鶴羽神社

諭鶴羽神ゆづるはじんじゃは創建2150年。現在は西暦2019年ですから、古代というか、もう神話の世界ですね。淡路島のパワースポットで有名な伊弉諾神宮や沼島にも劣らない場所ではないでしょうか。

淡路島に移住して3年、初めて諭鶴羽神社ゆづるはじんじゃに参拝してきましたので、ご紹介いたします。

諭鶴羽神社ゆづるはじんじゃとは

こちらが、諭鶴羽神社にある立て看板。こちらに全て書いてありますが、以下に引用抜粋させていただきます。

諭鶴羽神社の説明看板

ご祭神

 「国生み神話」で知られた、伊弉冊尊いざなみのみことを主神にその御子、速玉之男命はやたまのおのみこと事解之男命ことさかのおのみことの三柱の神様をお祀りしてある。

 神代の昔、夫神の伊弉諾尊いざなぎのみことさまと共に、はじめて夫婦の道をひらき給い、日本の国土を修理固成つくりかためなされ、多くの神々を生み給うた『母なる神様』である。古来、五穀豊穣、水源守護の神であり、淡路の産業の振興の神様として、また縁結び安産、夫婦和合家内安全の神様として広く崇敬され、源平の昔からお宮の灯りは燈台がわり、海陸交通安全の神様である。

ご由緒

 社伝によると、およそ二千年の昔第九代開化天皇の御代にイザナギ、イザナミの二柱の神様が鶴の羽に乗りたまい、高天原に遊びたもうた。狩人が鶴の舞い遊ぶのを見て、矢を放つ。羽に矢を負った鶴は、そのまま東の方の峰に飛んでかくれた。狩人その跡を追って頂上に至るとカヤの大樹があり、その梢にかたじけなくも日光月光と示現したまい

 「我は、イザナギ、イザナミである。国家安全・五穀豊穣成就を守るためこの山に留まるなり、これよりは、諭鶴羽権現と号す。」と唱えたまうた。狩人、涙を流し前非を悔い、その罪を謝し奉り、弓矢を捨てその地を清め大工を招き一社を建て神体を勧請し奉る。狩人、権現の社を受領して庄司太夫と号し一生神に仕えたりという。

諭鶴羽神社の説明看板

 惜しいことには、五百有余年前(康正二年)戦乱のため兵火にかかり全山焼亡。天文年間に至り美作城主(岡山県)の助力を得て十八宇を再興したが又々、天文十八年六月九日兵火にかかり(石川紀伊守の乱)焼亡衰微した。乱世の世の中にあってはもはや再興の望みなきにより、のちの平和な世に望みをたくして、美作住人乗蔵らが再興祈願および再興の資料として各社堂、神仏を碑石に刻して後世に残したるものが奥宮、十二所神社に安置してある天文二十一年銘の碑石群である。

ふむふむ。つまるところ、イザナギとイザナミが鶴にのって遊んでいたら、狩人に射たれた。神様を射ってしまったと分かった狩人は深く反省し、この地に諭鶴羽神社を建てて一生支えたというストーリーのようです。

そして、現在までに、戦乱の中で2回焼けてしまったようで。何度も立て直しているんですね。

ちなみに、元の諭鶴羽神社は、現在の奥之院・篠山神社の場所に建っていたそうです。

諭鶴羽神社ゆづるはじんじゃの境内の様子

諭鶴羽神社

こちらが鳥居の様子。この手前には、広い駐車場があり、灘方面からは、車でここまで登ってくることができます。

諭鶴羽神社の駐車場

さざれ石

伊弉諾神宮にも置いてありますが、諭鶴羽神社の鳥居の前にもさざれ石があります。淡路・灘産だそうです。

諭鶴羽神社のさざれ石

お手洗い場

鳥居をくぐるとすぐに手洗い場。水がなく使えない神社が多い中、ちゃんと管理されています。

諭鶴羽神社の手洗い場。

みあげると、拝殿の前にある木がシンメトリー。苔むした擁壁の良し悪しは分かりませんが、荘厳な雰囲気です。

諭鶴羽神社の親子杉おやこすぎ

階段を上がるとすぐ右手に、諭鶴羽神社の見所の一つ「親子杉」があります。

諭鶴羽神社の親子杉

巨木の多い淡路島ですが、こちらの親子杉は兵庫の巨樹・巨木に選定されています。

触れてみてくださいとのことで、遠慮なく😁

諭鶴羽神社の親子杉

左の太い杉の木と、右の細い杉の木がしっかり縄で結ばれています。

左手にあった石碑には、樹齢千年とありました。

諭鶴羽神社の親子杉

とっても背の高い木で、てっぺんまで写そうとしたら、だいぶ下がらないとでした😁

というか、他の木も高いですね。

諭鶴羽神社の拝殿

諭鶴羽神社の拝殿

拝殿は大きくありません。

扉がしまっていて。残念パターンかと思いましたが、開いてもOKとのこと。よかった😁

諭鶴羽神社の拝殿

ちなみに、この入り口脇にある絵馬には、フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援するメッセージがずらり。実際、羽生選手も諭鶴羽神社を訪れたことがあるそうです。

拝殿の扉を開けると、中にはすごい希望がありました😙

諭鶴羽神社

お賽銭箱の横に、お守りやら、おみくじやら、御神酒やらが販売されていました。

諭鶴羽神社

僕らは、御朱印と可愛い交通安全シールを購入してきました。

諭鶴羽神社

護摩木も、スラスラスラ〜と書きまして。

神仙館(資料館)

拝殿の左手には神仙館という資料館があります。

諭鶴羽神社の神仙館

展示期間が、12月25日〜3月31日ということで、この日は開いていませんでした。

新樹ゆずりは木

諭鶴羽神社の新樹ゆずりは木

神仙館(資料館)の横には、諭鶴羽山の山名の由来になっているとも言われる、ユズリハ木がありました。

大日堂

ゆずりは木の横には、大日堂があります。

諭鶴羽神社の大日堂
AIに負けない、人間力と技術力を。

奥宮十二所神社

大日堂から、少し離れた場所に奥宮十二所神社。

ゆずりは山荘

諭鶴羽神社のゆずりは山荘

奥宮十二所神社の向かいには、登山で疲れを癒す休憩所・ゆずりは山荘があります。

中に入ると、こんな感じ。

諭鶴羽神社のゆずりは山荘 室内

誰もいませんでしたが、椅子もありますし、雨風はしのげますね。

諭鶴羽神社の鶴の判子がありましたね。この鶴、可愛いです😁

諭鶴羽神社の鶴の判子

天の浮橋遥拝所

ゆずりは山荘のすぐ前には、天の浮橋遥拝所があります。ここは中々の絶景ポイント❗️

天の浮橋遥拝所

標高520mだそうで。眼下に、国生みの島・沼島を望めます。

天の浮橋遥拝所からの眺め

厳島神社

厳島神社は、拝殿の右手にあります。御祭神は、市杵島姫ノ神イチキシマヒメです。

厳島神社

この厳島神社を、さらに右側に行くと、奥之院・篠山神社につながっています。

この道は、山道です。

諭鶴羽神社の奥ノ院・篠山神社へとつながる山道

苔むしたワイルドな木がたくさんありますが、遠くはありません。5分弱くらいで、奥之院・篠山神社に到着です。

諭鶴羽神社の奥之院・篠山神社

諭鶴羽神社の奥ノ院・篠山神社

ここの空気は周囲とちょっと違うな、と感じる場所でした。

元はこの場所に、諭鶴羽神社があったですね。

諭鶴羽神社の奥ノ院・篠山神社

奥之院には、伊弉諾尊と伊弉冊尊、大地主尊が祀られているそうです。

諭鶴羽神社の奥ノ院・篠山神社

しっかり手を合わせて。

来た道ではなく、そのまま山頂へ向かう道には大木が倒れていました。

大木

この大も樹齢数百年はありそうな大木。大きく三本に分かれているうちの一本が根元から折れてしまったようでした。

折れた大木の根元

この大木の根元あたりの土がフカフカしていて、危なそうでしたのでご注意くださいませ。

ちなみに、ここに奥之院・篠山神社の石碑があります。・・ということは、こちらが入り口なのかな??

諭鶴羽神社の奥ノ院・篠山神社

諭鶴羽神社をコンプリートするなら、この先にある頂上社を目指しましょう❗️

諭鶴羽山

ここから10分ほどで、諭鶴羽山の頂上に到着できます。

諭鶴羽山の山頂

諭鶴羽神社の頂上社

諭鶴羽神社 山頂社

こちらが諭鶴羽神社の山頂社。

イザナギとイザナミが鶴の羽に乗って、ここのカヤの大樹に舞い降りたとされる場所です。

ここには、諭鶴羽大神と八天狗が祀られています。

しかし、鶴のマークが可愛いですね😁

もちろん、山頂からの眺めは素敵です。

諭鶴羽山

ここが淡路島の最高峰。イザナギとイザナミが降り立った場所。

皆様も、ぜひ一度、国生み神話を感じる旅にきてください🤗

ちなみに今回僕らは、諭鶴羽ダムから登るハイキングコースで諭鶴羽神社に来ました。登山に興味がある方はこちらの記事も参考にしてくだい。

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