淡路島・五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡。弥生時代に、この場所で鍛治作業していたのかぁ

弥生時代と言われても正直ピンとこないけれど、1世紀〜2世紀頃、淡路島では鉄器づくりが行われていたそうです。
当時の「鉄」と言えば、とても貴重なもの。
鉄そのものを作る技術はなく、原材料は中国や朝鮮から入手していたらしい。
海を渡らないといけないので、淡路の海人族の活躍もあったのでしょうか・・・
土器から鉄器に移り変わろうとする、その時代の中心に淡路島があったことは間違いなさそうです。
淡路市黒谷にある「五斗長垣内遺跡」は、貴重な鉄を100年以上にも渡って加工していたムラの跡。現在わかっているだけで、23棟もの建物跡が発見されているんだとか。歴史的重要性から、2012年9月に国史跡にも指定されました。
小学2年の息子を連れて行ってみたら、なんだか興味を持ったみたい

五斗長垣内遺跡の場所

五斗長垣内遺跡は、県道31号線「育波橋」交差点を山側に。ずっと真っ直ぐではありませんが、途中から看板が出ているので、カーナビに住所をセットしていれば迷うことはないはず。
ただ、山の中腹に位置しているので、最後の方はちょっと道が細いです。「この道あってる?」と不安がよぎるかもしれませんが、交通量は少ないので安全運転でゆっくり探しましょう♬
兵庫県淡路市黒谷1395-3
五斗長垣内遺跡は入館無料というのが嬉しいところ
毎週月曜日は休館ですのでご注意ください。

ちなみに、五斗長垣内遺跡は日本遺産文化財の一つとなっています。

五斗長垣内遺跡活用拠点施設の様子
施設内に一歩入ると、こんな感じ。
息子はまっさきに淡路島のゲーム「はじまりの島」のキャラクターに直行です

資料室
入り口を入って右側が資料室です。

ここでは五斗長垣内遺跡で出土した鉄生産に関わる工具などが展示されています。
中にはレプリカ(複製品)もありましたが、息子には内緒です。

息子は読めない(読まない)ので、真剣に絵を見ていました

撮影禁止でしたが、隣の部屋でVTR資料も流れていました。
まるごキッチン
館内に入って左手に、飲食スペースがあります。

まるごキッチンというのですが、(たぶん)淡路のおばちゃんが元気にやっている美味しいお店です。
ご覧の通り、お昼時はお客様も多い。
価格がわりとリーズナブルなので、五斗長垣内遺跡に来られたらぜひ

五斗長垣内遺跡の様子

とても気持ち良い場所です。
夏はさすがに長時間外にいるのは無理でしょうが、これからの秋の季節はバッチリ。
ここに立っていると、タイムスリップしたような感覚になります。

移住したての頃に来て以来ですが、その頃よりも復元が進んでいて。建物が増えたように思います。

上の画像の右手にあるのが、一番大きな建物。直径は10.5m・高さは7.4mだそうです。
中に入ると、こんな感じ。

ここで様々な鍛治作業が100年以上も行われていたんですねー。
時々、この場所で鍛治体験もあるんだとか。

他にも、いい感じに復元された鍛治工房を見ることができます。

何個か建物を見て回っていると、足下に気になる物体を発見

チョコボールくらいの大きさ。

うさぎの糞でしょうか??
この後、息子とうさぎの糞戦争が始まったことは言うまでもなく。
建物の中で、うさぎの糞を見つけたら、それは僕らの戦いの後かもしれません

五斗長垣内遺跡少し歩けば、敷地内に展望台もあるようですから、ぜひお天気の気持ちの良い日に行ってみてください
当サイト「淡路島に移住してから」では、これからも淡路島の魅力を発信していきます。応援よろしくお願します
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