淡路島・本福寺水御堂は安藤建築。地下にある本堂の厳かな雰囲気を一度体験してみて〜😄
本堂へは蓮池の中を降りていきます。少し不思議な感覚でした。
朱色の本堂にさす採光が本尊の薬師如来(やくしにょらい)をより神々しく感じさせ、その厳かな空間に時間を忘れて浸ってしまいました。
本堂内は撮影禁止でしたので、販売されていたポストカードを撮影。さすがに、ここまで輝いてはいませんでしたが、とても素敵な本堂でした。
本福寺水御堂とは
本福寺は、京都の旧御室御所と称される真言宗御室派総本山仁和寺の末寺で、平安後期に創建されたと伝えられる真言密教の寺院である。水御堂は、本福寺の本堂として建立された。
境内にたてば、大阪湾を一望することができる。果てしなく続く海とともに、澄み切った青空の下に山並みが彩りを添える。
空と海が目いっぱいにひろがるこの地は、まさに真言宗開祖弘法大師の御尊名どおり空海の里である。
春には淡路四国第五十九番霊場として、お遍路さんの鈴の音で賑わう。
水御堂でいただいた解説から引用
こちらが本福寺の正面。ちなみに手前が駐車場になっています。
国道28号線から、ちょっと入った場所ですから、カーナビに住所セットで迷うことはないと思います。
兵庫県淡路市浦1310
阪神・淡路百名所、ひょうご文化100選でもあるようですね。
かわいい黄色のスイレンが咲いていました😁
本福寺水御堂の様子
正面の階段を登ると、弘法大師さまがポツンと。他には何もなく、本堂のある右側へ促されます。
本堂方面へ行くと、お墓がずらり。本福寺水御堂は少し小高い場所にあるので、浦の海が見下ろせます。ご先祖様も気持ちいいでしょう😁
本堂はもう少し上です。といっても、青い看板まで。
看板を左に曲がると石碑があり、この先が本堂です。
本福寺水御堂 蓮池の様子(5月中旬)
突如、コンクリートの壁が現れます。ここからが安藤建築だと思われます。
ちなみに、右側には鳥居があり、この先には神社があります。
コンクリートの門をくぐると、左に少しカーブしています。ここを過ぎると、ついに
蓮池❗️
大きくて全体を写すことはできませんでしたが、池が楕円形になっており、中央に地下へと続く階段があります。
スイレンの花は、まだそんなに咲いていませんでした。おばちゃんに聞いたら、「花も暑さに負けとんねー。6月になったら綺麗だと思うよ」とのこと。これからが見頃ですね。
ちなみに、ここでは約2000年前の地層から発見された大賀ハス(古代ハス)があり、全国的にも珍しいそうです。ガイドブックでは6月〜7月がハスの見頃になっています。
本福寺水御堂 本堂の様子
この階段を下りて、左側に本堂があります。ちなみに、右側はトイレになっていました。
ここで拝観料(大人400円・子人200円)をお支払い。代わりに、本福寺水御堂の解説をいただけます。
弘法大師画像(寺宝)
入り口すぐの壁にかかっているのが、見事なハスの上に座っている弘法大師の画。
日本南画院理事長・直原玉青が描かれたそうです。
本堂は、コンクリートの外壁にそうように、朱色の木造の建物があり、ここからは靴を脱いで上がります。
カーブを曲がると、すぐに御本尊・薬師如来を拝むことができます。
撮影禁止ですので、ぜひ見に行ってみてください。
冒頭と同じ画像になりますが、こんな感じです。
この光が入った様子を、極楽浄土のようと表現される方もいます。
ちなみに、向かって右のスペースには、弘法大師坐像(寺宝)があります。
これもポストカードで失礼しますが、まさにこれ。(当たり前ですね^^;)
目の前に立つと、なんだか見透かされているような気持ちになりました。
向かって左側のスペースには不動明王立像(寺宝)。
このポストカードには写っていませんが、手前にもう一体、黒い不動明王がいらっしゃいました。
本堂の部屋を退出して帰り際に、御本尊の背中にあった格子状の壁の前を通ることができます。
くるっと本堂を一周まわるように、本堂入り口に戻ってきます。
スペースはとても小さいので、そんなに長くはいなかったと思うのですが、とても長い時間を過ごしたような不思議な感覚でした。
安藤忠雄氏の演出の妙でしょうか。
あわじ花へんろ 第6番 花の札所
本福寺水御堂は、あわじ花へんろの一つ。これからが見頃だそうなので、ぜひ一度足を運んでみてください。池のスイレンが咲き乱れたら、とっても綺麗だろうと思います。
あわじ花へんろ巡礼まとめページ
あわじ花へんろを少しずつ巡っています。興味がある方はこちらも参考にしてください。
本福寺水御堂おまけ
最後におまけです。隣にあった神社は大昔の神仏習合の跡なのだと推測していますが、妙に気になる配置で石が4本立っていました。
正面から見ると、こんな感じ。
とっても意味がありそうで、こうなると四角の中央に行きたくなるのが心理。
奥さんは宇宙からパワーをもらっていました😁
何なんでしょうか、ここは。隠れたパワースポットでしょうか。その後、奥さんに変わった様子はありません。
以上、本福寺水御堂のご紹介でした❗️
安藤忠雄氏が設計した、全国的にも珍しい本堂だと思います。アクセスも便利ですから、お近くにきた際はぜひ立ち寄ってみてください。
本福寺水御堂の近くの淡路島グルメ
この辺りですと、人気のパン屋さん「フルール」、海の見えるカフェ「しらす」が近いです。ぜひぜひ😁
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ディスカッション
本福寺は
意外にも真言宗の別格本山と言う高い寺格を誇ります。
立地は南北線に古い神社やお寺、祠等が整列する一角。(結界を形成か?)
真言宗は宗祖の弘法大師空海上人と伏見稲荷大社との思惑や利害関係の一致から
伏見稲荷大社(稲田大明神)を真言宗の守護神としたことから
大半の真言宗の寺院には何らかの形でお稲荷さんをお祀りしています。
本福寺の境内の一隅を占める件の神社も稲荷大明神だとおもわれます。
因みに、ウチの婆さんの実家は檀家です(敷地を若干貸している(侵食している)らしい)。
安藤忠雄氏が手がけた由縁は
三洋電機の創業一家(の実家)が檀家で
懇意にしていたことかららしい。
本福寺の墓地の最高の場所には三洋電機と創業家の墓地となっています。
たぬきさん、貴重なコメントありがとうございます❗️
あの神社は不思議でしたが、稲荷大明神だったのですね😁
あの立派な建築物も、三洋電機の創業家のお力があってのことなのですね。
スイレンが咲く頃、今年は見に行ってみようかと思いました😊
コメントありがとうございました❗️